手の届く範囲を打診その他目視で調査

竣工・外壁改修等から10年を経てから最初の調査の際に外壁を
全面打診等により調査
【国土交通省住宅局建築指導課建築物防災対策室資料より抜粋】
所有者・管理者に課された義務であり、定期報告をすべきであるのにしなかったり、
虚偽の報告を行った場合には罰則の対象(百万円以下の罰金)となります。
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【対象の特殊建築物等】
1.劇場、映画館
2.観覧上、公会堂
3.病院、養老院、児童福祉施設等
4.ホテル、旅館
5.共同住宅
6.学校または体育館
7.博物館、美術館、図書館、スポーツ施設
8.百貨店、展示場、競技場、待合、料理店、飲食店
9.事務所等(5F以上) |
落下により歩行者等に危害を加える可能性のある部分についての全面打診等 調査
【国土交通省住宅局建築指導課建築物防災対策室資料より抜粋】
@外壁調査範囲に 足場等設置してテストハンマーで
全面打診
A
赤外線調査
・・・打診により健全部分と剥離部分を設定し、その部分が明確に温度差を生じることを赤外線装置で確認してから、本格的な調査・・・・
長所
1)調査用足場を使用しないので安全性に優れている。
2)非接触で広い面積を短時間に調査できるので作業効率がよい。
3)判定値は熱画像として記録・保存・再生できる。
短所
1)壁面方位により測定に適した時間帯が異なる。
2)雨の日、風の強い場合には測定が難しい。
3)調査壁面と赤外線装置との間に障害物があれば測定できない。
全面打診と高精度赤外線外壁調査の比較
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足場やゴンドラによる全面打診方式 |
高精度赤外線外壁調査 Therchシステム |
(1)コスト |
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・足場やゴンドラが必要
・建物利用者への安全対策が必要
・通行人、通行車両の交通整理が必要 |
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・足場やゴンドラが不要
・安全対策が不要
・交通整理が不要 |
(2)調査工期 |
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・足場の設置、撤去に要する工期
・人手による全面打診の工期 |
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・建物周辺からの赤外線カメラによる撮影の為、
短期間で完了 |
(3)建物利用者への
影響 |
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・足場やゴンドラによる建物外観への影響
・打診による騒音
・建物内お客様への打診作業者の影響 |
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・騒音や建物外観への影響がなく、建物内のお客様に不快感を与える事もありません。(特に病院・ホテル・事務所等) |
解 析
報 告 書

■報告書をデジタルデータで提供
■専用閲覧ソフト付きCAD+解析画像のデータベース
■劣化せず調査履歴の蓄積が可能
■大量建物一覧管理/その他建物情報管理システムへの拡張が可能
他の赤外線調査と高精度赤外線外壁調査の比較
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他の赤外線調査 |
高精度赤外線外壁調査 Therchシステム |
(1)サーモグラフィー |
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・前世代低性能機種使用の会社が大半
・メーカー、機種により現地調査の基準がまちまち。
・市販ソフト、カメラ付属ソフトを個別に使用 |
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・世界最先端FLIRの高性能機種を統一採用
・採用機種に特化した現地調査基準を共有
・専用の解析報告書システムを開発 |
高性能機種を使いこなし、ハード/ソフトの性能を充分引き出す事が重要 |
(2)解析精度 |
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・会社、担当者により精度のバラつきが発生
・解析業務が不定期発生だと熟練・慣れが劣化 |
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・集中解析センターの選任技術者チームが、間だ断なく解析業務を実施する為、常に熟練 |
専門医と同じように、建築物の赤外線データの正確な解析には、熟練や慣れが重要 |
(3)会員網 |
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・会員所有機種がバラバラで統一基準が困難
・会員各社の解析スキルがバラバラ
・大量案件、広域案件への会員協力体制が困難 |
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・全社統一機種と共通調査基準、ノウハウ共有
・集中解析センターで一括解析
・大量案件、広域案件への会員協力体制が万全 |
全会員共通のサーモグラフィー/共通の基準/共通の解析体制の有無が重要 |